良い姿勢

良い姿勢というのは、健康な生活の基本中の基本です。姿勢が乱れると、内臓への負担や、骨格のゆがみなどにより、多くの病気を引き起こす要因となります。辛い肩こりや、腰の痛みも、姿勢の悪さが原因となっていることがあります。
小さいころから、親や先生に「姿勢を良くしなさい」と、散々言われてきたのに、なぜ、姿勢は乱れてしまうのでしょうか。
多くの場合、姿勢が乱れる原因は、日々の生活にあります。楽だからと猫背になったり、足を組んで座ったり…。体の筋肉に楽をさせると、段々と悪い姿勢が癖になり、正しい姿勢を保とうとした時に、辛く感じてしまうのです。
女性は、姿勢の歪みが骨盤の歪みを引き起こし、女性ホルモンのバランスが乱れることもあります。毎日、少しずつ意識して、姿勢を正していきましょう。

基本の姿勢

基本の姿勢をマスターしてしまえば、いつでもどこでも、気づいたときに、自分で姿勢を正すことができます。良い姿勢に意識を向けることを習慣にしてしまえば、いつの間にか自然と保てるようになるでしょう。小さな努力で、大きな効果が得られます。頑張っていきましょう。
まずは、手組んで上に挙げ、大きく伸びをしましょう。手のひらは上に向け、なるべく後ろに伸ばすようにします。
次に、壁に背を向けて肩の力を抜いて、自然な状態で立ちます。そして、カカト、お尻、左右の肩甲骨、後頭部の五ヵ所を壁につけて立ちます。これだけでも、普段姿勢の悪い方は辛く感じるはずです。
腹筋に力をいれて、お尻をキュッと絞めておかないと、難しいですね。また、普段猫背の方は、肩甲骨を壁につける動作が、辛いのではないでしょうか。
これは、胸を開くクセをつけることで改善されます。頭が上へ引っ張られるような意識で立つと、より効果的です。